手術支援ロボット「ダヴィンチ」

ABOUT DA VINCI

ダヴィンチとは?

ダヴィンチは最先端の手術支援ロボットです。1990年代に米国で開発され、

1999年よりIntuitive Surgical社から
臨床用機器として使用されています。

1~2cmの小さな創より内視鏡カメラと

ロボットアームを挿入し、
高度な内視鏡手術を可能にします。

術者は3Dモニター画面を見ながら
あたかも術野に手を入れているように

ロボットアームを操作して手術を行います。

DA VINCI FEATURE

ダヴィンチの特徴

  • 高倍率3D HD手術画像

    拡大倍率が高く、術野の前後左右上下を
    表示できます。

  • 40種類以上のアーム

    人間の手より大きな可動域を
    持っています。

  • 精密な操作性

    外科医の手の動きと一体化した直観的な
    操作が可能です。

DOCTOR INTRODUCTION

医師のご紹介

  • 泌尿器科 部長

    五反田 丈徳

    ・日本泌尿器科学会専門医・指導医
    ・日本泌尿器内視鏡学会腹腔鏡技術認定医
    ・日本内視鏡外科学会技術認定医
    ・日本移植学会移植認定医
    ・医学博士
    ・鹿児島大学医学部臨床教授

  • 泌尿器科 科長

    松田 良一郎

    ・日本泌尿器科学会専門医・指導医
    ・日本泌尿器内視鏡学会腹腔鏡技術認定医
    ・日本内視鏡外科学会技術認定医
    日本がん治療認定医機構 がん治療認定医
    ・医学博士

 

PATIENT MERIT

患者さんのメリット

ダビンチによる手術のために患者さんの身体にできる切開部は、開腹手術の際にできる切開部に比べて小さいため、低侵襲手術と見なされています。ダビンチによる手術に関する研究では、開腹手術に比べて以下の利点があります。

  • 入院期間の短縮
  • 出血の抑制
  • 合併症リスクの低減
  • 鎮痛剤投与量の低減
  • より早い回復
  • 切開部が小さく傷痕を

    最小限に抑えられる

下図の通り、ダビンチで多く行われる前立腺摘出術においては、開腹手術の数が減少し、多くの患者さんがロボット支援手術を受けています。

Q&A

よくあるご質問

Q1「ダヴィンチXi」とはどんな医療機器ですか。
開腹手術に比べ、患者様の体への負担が少ない内視鏡下外科手術を、外科医が最適に実施するために開発された手術支援ロボットです。
Q2内視鏡下手術支援ロボット「ダヴィンチXi」で、どのような手術を行うのですか。
保険適用となっている術式は、前立腺悪性腫瘍に対する前立腺全摘出術や、腎悪性腫瘍に対する腎部分切除術があります。当院では、当面は泌尿器科領域における前立腺悪性腫瘍に対する前立腺全摘出術を対象として診療しますが、腎部分切除術についても順次取り組んでいく予定です。
なお、前述の保険適用術式以外に、次の疾患について先進医療が認められています。
ア 内視鏡下手術用ロボットを用いた腹腔鏡下胃切除術
イ 内視鏡下手術用ロボットを用いた内視鏡下咽喉頭切除術
ウ 内視鏡下手術用ロボットを用いた腹腔鏡下広汎子宮全摘術
Q3内視鏡下手術支援ロボット「ダヴィンチXi」の良いところはなんですか。
① 術中の出血量が少ない。
② 切開部が小さく瘢痕がほとんど残らない。
③ 術後の疼痛が少ない。
④ 術後の回復が早い。
⑤ 3D高解像度画像により鮮明な画像が得られ、かつより広い視野が確保できる。
⑥ 鉗子の可動域が広く、精緻な動きで手術を行うことができること
などです。
Q4手術費用はどれくらいかかるのですか。
前立腺全摘出術を例にとりますと、健康保険が適用され、次のとおりとなります。
例)入院期間10日の場合(※入院期間が月をまたがない場合)
医 療 費 : 約180万円(個室料、食事代を除く)
自己負担
① 70歳未満の方(高額療養費制度を利用した場合)
⇒所得により、35,400円から約270,000円
② 70歳以上の方
⇒所得により、15,000円から約96,000円
※なお、費用について、手術症例やご加入の健康保険の種類、所得等により異なる場合がありますので、詳しくはご相談ください。
Q5いつから開始するのですか。
平成28年11月から行っています。
Q6「ダヴィンチXi」での治療を受けたいとき、どこに連絡すればよいですか。
まずは、鹿児島市立病院泌尿器科まで、ご連絡ください。
代表TEL(099)230-7000

CONTACTS

お問い合わせ

鹿児島市立病院泌尿器科まで

ご連絡ください。