リハビリテーション部・リハビリテーション技術科
2022年4月1日、鹿児島市立病院リハビリテーション部部長を拝命し、着任いたしました。鹿児島大学大学院医歯学総合研究科リハビリテーション医学医局から鹿児島市立病院へ初の常勤医派遣となります。当医局開設以降、入局した研修医は当院の脳神経外科・循環器内科などで研修を積ませていただき、私もそのひとりでした。リハビリテーション科専門医を常勤医として派遣することのできない時代が長く続きましたが、このたび当医局からの派遣体制が整い、今回の赴任の運びとなりました。過去の経験を生かし、これまでも勤務していただいている当医局派遣の嘱託医の先生(週1回勤務)と力を合わせて、リハビリテーション部・リハビリテーション技術科を今後より一層発展させていきたいと考えています。
着任以降、療法士数は30名を超え、グループ制・365日リハビリテーション提供体制を整えることができました。今後は更なる治療の質の向上に努めたいと思います。
リハビリテーション医学一筋で30年目になります。リハビリテーション診療は各診療科医師の皆様のご尽力、リハビリテーション技術科療法士の質の高い実践力、看護部・メディカルスタッフなど院内のスタッフの協力がなければ成り立ちません。またリハビリテーション診療の要は地域連携です。専門医として、常勤医として、この鹿児島市立病院でなにができるか、自問自答しながら引き続き前進できればと思います
2025年1月1日
リハビリテーション部部長
鶴川 俊洋
リハビリテーション部 部長 鶴川 俊洋 |
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リハビリテーション部 嘱託医 大濵 倫太郎 |
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脳血管疾患(脳梗塞・脳出血・くも膜下出血など)、中枢神経疾患(脳腫瘍、脳膿瘍、脊髄損傷、脊髄腫瘍など)、神経疾患(多発性神経炎、多発性硬化症、末梢神経障害(顔面神経麻痺)など)、慢性の神経筋疾患(パーキンソン病、脊髄小脳変性症、運動ニューロン疾患(筋萎縮性側索硬化症)、遺伝性運動感覚ニューロパチー、末梢神経障害、皮膚筋炎、多発性筋炎等など)高次脳機能障害(失行症、失認症、失語症、高次脳機能障害など)の患者が対象
急性の運動器疾患(上肢・下肢の骨折、脊椎圧迫骨折、筋・腱の断裂、靱帯損傷、切断、運動器の悪性腫瘍など)、慢性の運動器疾患(関節の変性疾患、関節の炎症性疾患、熱傷瘢痕による関節拘縮など)の患者が対象
肺炎、慢性閉塞性肺疾患、気管支喘息、肺腫瘍、胸部外傷などのほか、手術前後の呼吸機能訓練を要する患者が対象
急性心筋梗塞、狭心症、開心術後、大血管疾患(大動脈解離、解離性大動脈瘤、大血管術後)、慢性心不全、末梢動脈閉塞性疾患などの患者が対象
急性疾患等に伴う安静(治療の有無を問わない)による廃用症候群であって、一定程度以上の基本動作能力、応用動作能力、言語聴覚能力及び日常生活能力の低下を来しているも患者が対象
入院中の患者で、がんの治療のための手術、化学療法、放射線治療を行う予定または行われた患者、および進行がん・末期がんで在宅復帰を目指したリハビリが必要な患者が対象
理学療法士
19名
作業療法士
8名
言語聴覚士
5名
年間延べ患者数
51,221人
理学療法
28,371人
作業療法
14,713人
言語療法
8,137人
脳血管疾患等リハビリテーション
24,115件
運動器リハビリテーション
6,325件
呼吸器リハビリテーション
5,135件
心大血管リハビリテーション
3,611件
がん患者リハビリテーション
4,369件
廃用症候群リハビリテーション
6,291件