【がん治療】a03中村文彦先生

患者さんの
理解や思いを確認しながら、
治療をすすめています。

中村 文彦

放射線科

医師

放射線科ではどのような治療をしていますか?

患者さんの診察のほかに、他科からの依頼をみて放射線治療の適応になるかどうかの判断をしています。さまざまな治療があるので、その中で放射線治療がベストかどうかの判断です。

適応になれば患者さんに対して、メリットと副作用の話や回数、流れをお伝えします。患者さんの同意が得られたらCT撮影のオーダーや画像上で治療計画を立てていきます。診察では、副作用がどのように出ているかのチェックを行なっています。

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患者さんと接するときに心がけていることは何ですか?

患者さんにどのような思いがあるのかをしっかり確認するようにしています。患者さんにとって「がん」は当たり前のことではありません。病気を告知されると患者さんの思考がストップすることがあります。どこまで理解しているか、どこを目標にしているのかを確認しながら話すようにしています。

患者さんご自身が病気を受け入れて、事前にインターネットなどで調べてこられる方もいますが、そうでない場合、長いときは2、3時間くらい話すこともあります。しっかり考える時間を与えて、納得してもらえることが大切です。

治療イコール正義ではないと思っています。まったく同じ病状であっても、患者さんの立場や環境によってそれぞれ違うので、一人ひとりに向き合って治療をすすめていきます。

患者さんやご家族へのメッセージをお願いします。

放射線治療だけでなく他科とも連携ができるので、治療をスムーズに進めることができます。また、外来治療が増えてきているので、患者さんのご都合をできる範囲内で対応するようにしています。市立病院でできない治療はほとんどありません。あらゆることに対応ができるので、安心してお任せください。

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がん医療を目指す医師へメッセージをお願いします。

あまり知られていない分、少し閉鎖的なイメージがあるかもしれませんが、スタッフ同士が相談しやすい環境です。放射線科はもともと多職種のチーム。診察や計画は医師が担当しますが、照射は技師、それをヘルプするのは看護師です。三者ともにしっかりと情報共有を行なっています。どうぞ気軽に足を運んでください。

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(代表)099-230-7000

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