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院長挨拶

初期臨床研修を迎える皆さまへ

 

臨床研修実施責任者

消化器内科部長  堀 剛

 

 これから初期臨床を始められる皆さまへ、医師として社会へ飛び立つちょっとした不安をいだきつつも、期待に胸踊らせていることと思います。医師としての研修のスタートを当院にてとお考えの皆さまへ当院のご紹介をさせていただきたいと思います。

 鹿児島市立病院は総床570床であり、厚生労働省診療群分類包括評価(DPC)において、大学病院群に準ずる高度な医療を提供しているとされる特定病院に認定されています。安心安全な質の高い医療を提供できることが当院の基本理念であり、初期研修医から始まる医師の育成も、質の高い医療を提供する一環であると考えています。当院の初期研修基本理念は「一般基本診療から救急診療まで、幅広い領域の疾患に対応できる知識と技術を習得し、全人的医療を通じて社会に貢献できる医師を育成する」であり、幅広い領域の疾患に対応できるように、当院は32診療科で各領域の専門医が診療にあたっています。県全域より多彩な疾患を抱えた患者さんが受診されるため、多くの症例を指導医と共に経験することができると思います。

 2020年より厚生労働省による初期臨床プログラムが若干変更され、外科、小児科、産婦人科、精神科による研修が必修となりますが、当院も研修プログラムの見直しを行いました。これらの必修科目に対応したうえで、研修医の将来設計に合うように内科系・外科系グループ、成育医療グループ、総合診療グループの3つの研修プログラムを選択できるようにしております。当院内科は循環器内科、消化器内科、呼吸器内科、脳神経内科、糖尿病・内分泌内科、腎臓内科、血液・膠原病内科、腫瘍内科と8つの専門診療科をそろえ、内科系グループプログラムではすべての内科系診療科で研修ができるよう配慮しました。また、外科系グループにおいても、消化器外科、呼吸器外科、心臓血管外科をはじめ乳腺外科、脳神経外科、整形外科、泌尿器科、耳鼻科、形成外科、小児外科等の研修も選択できるようにプログラムを設定しています。

 当院は全国でも有数の規模の新生児センターを有しており、産科、小児科、小児外科とともに成育医療センターとして診療機能を充実させています。これらのセンターにて学べる成育医療グループプログラムも充実したものとなっています。

 救命救急医療は当院の果たすべき重要な役割であり、14名の救急救命科の医師が勤務しており、年間5988件の救急車、ドクターヘリ、ドクターカーによる救急患者の診療をおこなっています。救急救命科の上級医とともに、救急患者に対応し、ドクターヘリ、ドクターカーでの救急患者診療にも参加可能であり、さらにウォークイン外来にては一般診療の一環として、上級医の指導の基に診察、診断までを担当してもらっています。

 がん診療も当院の中心的な診療の領域であり、2019年よりは緩和ケアセンターを開設して、がん患者の緩和医療にも力をいれています。がん診療の分野においても2年間の研修で初期診断より治療、緩和医療と多くの事を学べると思います。

 当院は疾患症例も豊富であり、指導医も多く、救急、成育医療、がん診療など多彩な症例を経験でき充実した研修生活を送れると考えておりますので、是非当院にて医師としての人生をスタートしていただければと思います。