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院長挨拶

初期臨床研修を迎える皆さまへ

初期臨床研修責任者

副院長 川﨑 孝一

 

まず現在の鹿児島市立病院を簡単に紹介したいと思います。当院は平成27年5月に新築移転し、今年で3年目を迎えることになります。旧病院における20診療科から28の診療科に拡充し、必要な医師数も増やして診療内容を大幅に充実させました。また、救命救急センター、成育医療センター(総合周産期母子医療センター、小児科、小児外科を統合)、脳卒中センターを有しており、鹿児島県における中核的病院として地域の医療機関と連携しながら一般診療および救急医療の面で重要な役割を果たしています。特に新生児センターは全国でも有数の規模を誇り(NICUを含む80床)、最新の設備を備え、県内のほとんどの重症新生児の治療を当院で行っています。平成23年からはドクターヘリの基地病院としての運用が始まり、さらに平成26年からはドクターカーも導入されて、鹿児島県の救急医療における当院の役割は益々重要なものとなってきています。

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がん診療においては、がん診療連携拠点病院として最新の診断装置、放射線治療装置を備え、化学療法部門も充実させました。また、内視鏡手術によるがん治療も大幅に増加しており、平成28年度にはロボット手術(ダヴィンチ)も導入してがん患者に対する診療体制を整えています。  当院の初期研修の理念・基本方針は、プログラムに掲げるように、一般基本診療から救急診療まで幅広い領域の疾患に対応できる知識と技術を習得し、全人的医療を通じて社会に貢献できる医師を育成するということです。プログラムは、最初の1年間は「基礎必修コース」として内科系6ヶ月、外科系又は周産期系3ヶ月、救急部門(救急科、麻酔科)3ヶ月を研修し、2年目は「選択コース」として定められた「選択必修科目」のほか、個人の希望に合わせて最大8ヶ月まで自由に選択できる設定となっています。指導体制としては、各科の指導医が指導するだけでなく、指導医の監督下で上級医(研修医よりも臨床経験の長い若手医師)が研修医を直接指導する「屋根瓦方式」を採用しており、他の協力型臨床研修病院や臨床研修協力施設とも連携して、一人一人の研修医に合わせたきめ細やかな指導を行っています。初期研修において特に重要なプライマリ・ケア教育については、救命救急センターにおいて1年次、2年次の研修医がペアで当直し、救命科及び他の専門の診療科の当直医と共にトリアージ及び初期診療に当たる体制を取っています。県内で最も多くの救急患者を受け入れている病院ですので、ウォークインから三次救急まで、重症度の異なる幅広い領域の疾患を経験することが可能です。また、各科でそれぞれテーマを決めて、すべての研修医を対象に指導医による講義や実技実習を毎週1回行っています。日々の診療からだけでなく、レクチャーを通じて各科の専門的な知識や技術を習得し、さらに最先端の医学にも触れられるよう配慮しています。  給与・福利厚生などの待遇改善を含め、皆様の初期研修が充実したものとなるよう環境を整えていますので、多くの研修医の方々に参加して頂けることを期待しています。