【周産期】新生児内科-MESSAGE03-濱野聖菜先生

新生児分野に興味のある
産婦人科志望の方に、
おすすめできる
研修先です。

濱野 聖菜

新生児内科 医員

MESSAGE

後期研修を終えて感じることを教えてください。

現在後期研修を終え、専門医試験のために勉強中です。

もともと鹿児島市立病院での産婦人科後期研修を決めたのは、産婦人科研修期間に新生児の研修を受けられることに魅力を感じたからです。産婦人科研修期間に新生児の勉強をしっかりとできるのは、日本でも他にほとんどないと思います。

最初は千葉県で初期研修を受け、産婦人科専攻医となることは決めていましたが、自分が担当した切迫早産や合併症のある胎児の予後がどうなるのか、自分の目で見ておきたいと思いました。実際に新生児研修をしていることが産婦人科の診療に役立つと思う機会もありました。

新生児分野に興味のある産婦人科志望の先生たちには、おすすめできる研修先だと思います。

鹿児島市立病院のNICUはどんなところですか?

鹿児島県で唯一の総合周産期センターなので、超低出生体重児、心疾患、外科疾患など、多岐にわたる症例を経験することができます。また、離島を含めた長距離搬送も多いので、ドクターヘリやドクターカーなどで新生児搬送も多く経験することができます。

また当直は2人当直体制で、困ったときはすぐに先輩に相談することができ、サポート体制もしっかりしています。院内は朝、昼、夕方と、ミーティングの機会がたくさんあり、相談しやすい環境です。

他の病院のNICUは小児科の先生が診ていることがほとんどですが、鹿児島市立病院は産婦人科と小児科の先生が半々くらいです。小児科の先生だと分からない分野も、産婦人科の先生から話を聞けるので勉強になります。

新生児内科インタビュー03濱野聖菜先生

新生児内科の仕事のやりがいは何ですか?

小さく生まれた赤ちゃんたちの成長を感じるときや、外来で大きくなった姿を見せてもらうときは、いつもとてもうれしくなります。重症の場合だとNICUに数ヶ月入院しっぱなしということもあります。

医学的なことからは少し離れるかもしれませんが、お母さんの精神的な安定も含めて、赤ちゃんが新しい家族としてスムーズにご両親に迎えてもらえるようにすることも、新生児科医の仕事の一つだと思っています。

ご両親の面会時には赤ちゃんにタッチしてもらったり、おっぱいを飲んでもらうようにしたり、気管挿管している場合は人工呼吸器を外して抱っこできるよう整えたりしています。

今後の目標について教えてください。

新生児内科インタビュー03濱野聖菜先生

鹿児島市立病院の新生児科、産科で学んだ経験を生かして、周産期分野をサブスペシャリティとして働きたいと思っています。

将来、産婦人科医として働くか、新生児科医として働くかはまだ決めかねていますが、どちらの道に進んでも有意義な研修をさせていただきました。

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