麻酔科

麻酔科・集中治療部のご紹介
麻酔科
麻酔科専門医を取得したスタッフ15名を中心に、主に臨床麻酔を中心とした業務を行っています。 その他、術後患者の集中治療管理や疼痛管理を主治医と協力して行っています。 最新の麻酔管理システムを用い、手術を受ける患者の安全を第一に考えた医療を心がけています。
ペインクリニックについて
ペインクリニックは、ペイン=痛み、クリニック=診療所、すなわち痛みを扱う診療科の意味です。 手術の時に使う麻酔の技術を生かして、痛みをコントロールします。
痛みは、体の異常を知らせる重要な警告信号ですが、長時間続くと日常生活に支障をきたし、痛み自体が病気となってしまいます。長く続く慢性の痛みは、不安や意欲の低下など気持ちの面にも大きな影響を及ぼしてきます。
痛みをコントロールする方法には、薬物療法と手術療法以外にも、その中間に位置づけられる「神経ブロック」という治療法があります。ここ数年、画像診断や手技が大きく進歩し神経ブロックはより安全・確実に行えるようになっています。この手術の麻酔でも多く用いられている治療法を駆使しペインクリニックの診療が行われます。
ペインクリニックでは、痛みを中心に考え治療を行います。痛みの原因をみつけ、痛みでできなかったことが治療によってできるようになることが目標です。たとえ、同じ診断であっても一人ひとり原因が違います。目標も違います。治療法も様々です。しっかりと診察をしながら、少しでも前に進めるよう痛みをコントロールする、それがペインクリニックでの治療になります。
集中治療部
当院ICUは16床(個室4床)を有し、年間約1200人の入室患者があります。また、より診療密度の高い診療体制である、特定集中治療室管理料1・2(いわゆるスーパーICU)を算定しています。
毎朝の多職種による定時モーニングカンファランスと午後のICU病棟回診により、全患者の病状と治療方針の情報共有・確認を行い、最良の医療を提供できるよう努めています。入退床患者のベッドコントロールを行ったり、麻酔科・集中治療部として多臓器不全患者の主治医となったり、他科重症患者においては集中治療部担当医を決め、主治医と共に全身管理を行っています。夜間、休日は麻酔科医師が常駐していて、術後患者の呼吸管理や疼痛、鎮静管理、すべての入室患者さんの急変時の初期対応を行っています。
扱う主な疾患・治療
局所麻酔以外のすべての手術の麻酔管理
診療実績
【2019年度】
全手術件数:6,905件
麻酔科管理:4,794件
麻酔法の内訳は全身麻酔がほとんどで、その他脊髄くも膜下麻酔、硬膜外麻酔、伝達麻酔などで行っています。
ICU入室患者総数:1,356名
短期滞在手術
現在、局所麻酔以外(全身麻酔、脊髄くも膜下麻酔、硬膜外麻酔)での日帰り手術は行っていません。
今後施設、体制を整えたうえで実施を検討しています。
学会認定施設など
・日本麻酔科学会麻酔科認定病院
・日本集中治療医学会集中治療専門医研修施設
・日本ペインクリニック学会専門医指定研修施設
・日本呼吸療法医学会呼吸療法専門医研修施設
スタッフ紹介
氏名 | プロフィール |
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麻酔科 部長 |
認定医・専門等資格
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集中治療部 部長 |
認定医・専門等資格
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科長 |
認定医・専門等資格
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科長 |
認定医・専門等資格
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科長 |
認定医・専門等資格
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科長 |
認定医・専門等資格
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科長(集中治療部併任) |
認定医・専門等資格
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科長 |
認定医・専門等資格
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科長 |
認定医・専門等資格
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科長 |
認定医・専門等資格
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医長 |
認定医・専門等資格
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集中治療部医長(救急科併任) |
認定医・専門等資格
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集中治療部医長(麻酔科併任) |
認定医・専門等資格
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医長(集中治療部併任) |
認定医・専門等資格
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医師 (救急科併任) |
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医員 |
認定医・専門等資格
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医員 |
認定医・専門等資格
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医員 |
認定医・専門等資格
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医員 |
認定医・専門等資格
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医員 |
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医員 |
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医員 |
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嘱託医 |
認定医・専門等資格
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嘱託医 |
認定医・専門等資格
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嘱託医 |
認定医・専門等資格
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嘱託医 |
認定医・専門等資格
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嘱託医 |
認定医・専門等資格
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外来診察・担当医師
研修医の先生へ
当科では、救急及び麻酔管理について習得します。
術前診察、カンファレンスを通して患者の呼吸、循環、代謝を含む全身の機能評価を行い問題点を解決する能力を習得できるようにします。また、指導医とともに麻酔管理を行うことにより、呼吸管理および循環管理を理解します。同時に麻酔導入時の気道確保ができるようにします。術後疼痛管理を行うことにより硬膜外麻酔等による鎮痛法と種々の鎮痛薬の投与方法を習得します。本院は外科、脳神経外科、産婦人科、整形外科、形成外科、耳鼻いんこう科、泌尿器科、眼科、歯科を中心として年間4000例の麻酔科管理症例があり、特に緊急手術を含む帝王切開は300例を超えます。初期研修を行うには十分な症例数を有しています。
また、心肺蘇生法(BLS+AED,ACLS)を習得するとともに、その指導方法を学び広く啓蒙出来るようにします。