医療事故について
鹿児島市立病院において、平成16年に当時40歳代の女性に対して行った手術の際に、体内に異物(手術器具(コッヘル))が残置したと思われる事故が確認されました。
平成29年4月、当院において、60歳代の同患者へ腹部レントゲン検査を行い、画像等を検証したところ、上記手術に伴う遺残であると判断し、患者様へご説明のうえ、同月遺残の除去手術をいたしました。
患者様には謝罪を行うとともに、本件の公表について同意を得ることができました。
このような事故を起こし、患者様ご本人、ご家族様に多大なご迷惑をお掛けしましたことを重く受け止め、深くお詫びいたします。
現在、手術後の体内遺残につきましては、平成17年3月に当院の体内残存防止対策マニュアルを改正し、手術後の全症例へのレントゲン撮影で確認することを義務付けしており、今後このような事故が起きないよう対応しております。
当院としましては、今後とも再発防止に取り組み、さらに病院全体で医療安全対策の確立に努めてまいります。